手元供養のメリット6つ

コラム

手元供養のメリットは6つあります。

1.亡くなった故人を身近に感じることができる

手元供養する最大のメリットはなくなった故人を身近に感じることができることです。お墓に遺骨を納めると故人を身近に感じられない方も中にはいると思います。また、お墓が遠くにあって行けない方や忙しくてお墓参りにいけない方は故人を感じること自体が難しい方もいるでしょう。

そんなときにはアクセサリーなどで持ち歩けば、どこにいても故人を感じられるでしょう。また、お寺や霊園へお墓参りをするときは地域のルールやしきたりを守る必要があります。手元供養であれば、そういうルールやしきたりを考えずに、自身の好きに供養することができます。手元供養は分骨で一部を手元に置いておくこともできるので、お墓に残りを入れておくということも可能です。手元供養の中ではこの分骨の方法を選ぶ方が一番多いです。

2.手元供養にすればお墓の管理をしなくてもいい

お墓が寺院や霊園にあれば、故人の墓石の掃除、お墓周りの草むしりなどの維持管理などを行わなければなりません。このお墓のお手入れは、故人の家族・親族が行うことが大抵ですが、お墓の近くに住んでいなければ、お墓に行くのが大変などの問題から維持管理するのが難しいことも。全骨を手元供養にすれば、家に置いて管理をすることができるので、煩わしいお墓の管理の必要はなくなります。

3.手元供養にすればコストを抑えられる

遺骨をお墓に入れて管理しようとすれば、墓石の石材代や施工費、お墓を建てた土地を永代に渡って使用する権利のために払う永代使用料、年間管理費などが必要になってきます。この永代使用料は土地や物価が安い地方では、20万円程度から使用できる地域もありますが、都内の霊園だったら費用が高額になることが多いです。一般的には100万円以上が相場だと言われていますが、人気がある霊園は永代使用料が1,000万円以上するところもあるようです。手元供養にすれば、これらの費用が一切かからなくなります。

4.仏壇のようにスペースを取らない

仏壇を置くペースがなくて、この手元供養を選ばれる方が多いのですが、ミニサイズの骨壺など手元供養に使われる供養品は小さいものがほとんどなので、仏壇のように大きなスペースは必要ありません。保管するスペースがなくて困ると言うこともないのです。また、遺骨は湿度などが原因でカビが生えてしまうことがあります。お墓で遺骨を保管しているときに雨水が入り込んでしまったなどの理由から、遺骨が痛んでしまうこともあります。手元供養では、遺骨をガラスの中に密閉したり、樹脂の中に固めたりと、湿気に強い保管方法をするので、遺骨にカビが生えるなどの遺骨の状態を気にする必要はありません。

5.インテリアとして部屋を飾ることができる

手元供養に使われる手元供養品は骨壺タイプのものから遺骨だとはわからないようなぬいぐるみタイプのものや、おしゃれでインテリアになるようなものもあります。来客時に骨壺があると自身も他人の目が気になるし、向こうも気にする可能性もあります。しかし、デザイン性が高く、お部屋のインテリアなどに合うものが多いため、そのような心配はありません。自身の好きなデザイン・お部屋に合うものを選ぶことができます。

6.宗教・宗派など関係なく供養ができる

宗教や宗派などで、供養の仕方などは変わってきますが、手元供養はどんな宗教でも、どんな宗派でも行うことができ、供養の方法は1つです。宗派や宗教は関係ありません。故人は○○派だったが、自身は違う宗派だった場合は、どちらの宗派で供養を行うかなどの問題もあるかもしれません。そういったときは宗派には左右されない手元供養を選ぶと良いかもしれません。